マルチコプター(ドローン)技術紹介
定点撮影

VRパノラマ
欲しい画角を切り出せます。
お客様より「高度はめいいっぱい上げて、アングルは任せます」という指示を受けたことがあります。このような場合では、VRパノラマを作成して提供しています。
お客様には、ご提供する無料のビューワ上で、求めるアングルで固定していただき、スクリーンキャプチャーを保存していただきます。
3次元モデル作成
反射強度表現や標高エレベーションなど、様々な表現を行うことが可能です。特に平面的に陰影表現を行うことで、トレースの基盤も作成可能です。 等高線も自動発生させることができるので、平面図に必要な情報の多くをここから抽出することが可能です。

↑傾斜陰影図

↑カラー+標高グラデーション
ドローンによる構造物点検
構造物点検


PPK搭載UAVによる三次元計測
PPKとは仮想基準点を用いた後処理キネマティック方式(Post Processing Kinematic)で、現場での携帯接続環境の確保は不要です。また、数キロに渡る飛行範囲でも、かなり正確な位置情報を求めることができる技術となります。

通常、空中三角測量として同時調整を行い、カメラの位置を算定するのですが、PPKでは±3cmの精度で撮影位置を特定できるため、同時調整の処理を簡素化することができます。
メーカでは、三次元復元ソフトウェアとしてPix4D・Metashapeによる処理を推奨していますが、弊社ではContextCapture(コンテキストキャプチャー)にて精度がでるか、検証を行いました。
要求精度1cm、2cmのそれぞれで、オーバーラップ80%、サイドラップ60%にて検証を行いました。なお、標定点は、通常の方法と対比するために設置したものですが、今回「調整用基準点」「検証点」として使用しています。
以下の3ケース試しています。
①調整用基準点なし
②調整用基準点として、標定点を1点使用
③調整用基準点として、標定点を2点使用

検証の結果、全ての点が±5cm以内に収まりました。
調整用基準点なしでは±4.5cmとなり、調整用基準点1点の場合は±1cm以内となりました。(その他のケースは割愛しています)
ContextCaptureでは2度3度調整計算を行うことは禁じ手です。これはPPKで算出された撮影位置から大きくそれていくためです。一発勝負だと考えると、調整用基準点を最低1点置いて、焦点距離の調整計算精度を向上させる必要があると考えられますね。
調整用基準点なし

調整用基準点1点
